視力回復と老眼
私たちの瞳は老化が進むに伴い、目の中の水晶体の厚みを調整する筋肉の力が衰えてきます。その結果、眼球内のピントの合う距離範囲が小さくなることで、
眼の老化現象が、さまざまな症状として現れてきます。
お年寄りの目の衰えを分析する観点から見てみると、
寿命が延び続けている現代では老年期を3つの期間に分ける考え方があります。
老年初期が65〜74歳、老年中期を75〜84歳、老年後期を85歳以上と区別するものです。
手術療法から考えると74歳までは中年の人と同じように手術療法の選択に踏み切ることが十分にあり、
75歳以上ですと個人の状態に応じて判断し、85歳以上だとまず手術療法は行わないという治療方針が一般的です。
老眼は年齢にだけ関係のあるものではなく、老年期を迎える以前であっても、
近くのものが少しでも見えにくくなってきた時から始まっています。
目のピントを合わせる調節力を数値で表すと40歳位では3〜4ジオプターになり、
これは眼前30〜25cm以内に物を近づけると像がぼやける状態で、つまり近くが見えにくいということです。
近眼の人が老眼にならないといわれがちですが、それは間違いで、全ての人は老眼になります。
もともと近視だった人は近くに焦点が合っているので、
近視用のメガネの度を軽くすることで調節できるというだけのことです。
それとは逆に、正視だった人は凸レンズで近くに焦点を合わせる調整を行います。
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